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カナダ・アルバータ州政府は、米国モンタナ州との間を結ぶ電力網「モンタナ‐アルバータ州間電力網」について、可能な限り全容量での復旧を目指す政策目標を掲げました。
両州を結ぶこの電力網は、北米における電力供給の重要なインフラとして位置づけられており、エネルギー需給の変動に対応するための相互補完機能を担っています。今回の復旧方針の背景には、エネルギー分野での協力強化を通じて米国との関係改善を図る狙いがあるとみられます。
米国のトランプ大統領の通商代表は、昨年カナダとの貿易上の懸念を指摘しており、トランプ政権は通商問題をめぐりカナダに対して強硬な姿勢を維持してきました。アルバータ州の今回の決定は、こうした米国側の要求に応じる形となっています。
アルバータ州は石油・天然ガス産業に加え、風力発電をはじめとする再生可能エネルギーの生産地としても知られ、隣接する米国への電力供給において重要な役割を果たしています。電力網の全容量復旧が実現すれば、北米地域全体のエネルギー安定供給の向上につながるほか、米加間の経済的な相互依存がさらに深まることが期待されます。
なお、具体的な復旧時期や投資規模については、現時点で詳細は明らかにされていません。