元記事公開:
インドを代表する写真家ラグ・ラーイ(Raghu Rai)氏が亡くなった。83歳だった。息子によれば、同氏は約2年前に前立腺がんと診断されていたという。
ラグ・ラーイ氏は、数十年にわたりインドの政治・社会・文化の決定的瞬間をカメラに収めてきたビジュアル・ジャーナリストである。その作品はインド国内にとどまらず国際的にも高い評価を受け、同国の姿を世界に伝える象徴的なイメージの数々を生み出した。報道写真の分野において、インド現代史の記録者として広く認知されている人物であった。
インドのメディア関係者や文化人からは、同氏がビジュアル・ジャーナリズムの歴史に刻んだ功績を惜しむ声が寄せられている。ラグ・ラーイ氏が残した膨大な作品群は、インドの現代史を映す貴重な記録資産として、今後も広く保存・継承されていくことが期待される。