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カナダで電動フェリーの導入が進む 世界的な大型化・長距離化の潮流を反映

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世界各地で電動フェリーの大型化と航行距離の拡大が進むなか、カナダでもその導入が着実に広がりつつある。とりわけブリティッシュコロンビア州(BC州)では、ハイブリッド・電動フェリーの運用が相次いで始まっている。

BC州の公共フェリー事業者であるBCフェリーズ(British Columbia Ferries)は、2020年にハイブリッド船「アイランド・ディスカバリー」(Island Discovery)の運航を開始した。これが同社初のハイブリッド船となり、その後、同様の船舶を計6隻にまで拡充している。これらの船舶は現在ハイブリッド動力で運用されているが、陸上での充電インフラが整備された段階で、バッテリーのみでの航行へ移行できる設計になっているという。

電動化の利点として挙げられるのは、燃料費の削減と環境負荷の低減である。ディーゼル燃料に依存してきた従来のフェリー運航と比較して、電動化により温室効果ガスの排出量を大幅に抑えられる可能性がある。また、電動モーターは内燃機関に比べて静粛性に優れるため、乗客の快適性や沿岸地域の騒音軽減にも寄与するとみられる。

カナダ各地の埠頭でこうした電動・ハイブリッドフェリーの導入が進んでいる背景には、世界的な電動船舶化の潮流がある。北欧諸国をはじめとする先行地域では、すでに大型の電動フェリーが実用化されており、航行距離の長い路線への展開も始まっている。カナダは今後、充電インフラの整備が進むことで、海上輸送のさらなる電動化が期待される。