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カナダの伝統菓子「バターターツ」を守る保全活動が広がる

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カナダの伝統的な焼き菓子「バターターツ」の品質と文化を守る活動が、国内で広がりを見せている。

活動の中心となっているのは、オンタリオ州ゲルフの農場で育ったジョン・メイスナー(John Meissner)氏である。幼少期からバターターツに親しんできた同氏が本格的な保全活動に乗り出したきっかけは、2026年2月に審査員として参加したフェスティバルでの経験だったという。その場で極めて質の低いバターターツを口にしたことで、伝統菓子を守る必要性を痛感したとのことである。

バターターツは、バターと砂糖を煮詰めたキャラメル状のフィリングをタルト生地に流し込んで焼き上げるカナダの家庭菓子で、地域ごとにさまざまなレシピが受け継がれてきた。素朴ながらも奥深い味わいが特徴で、カナダの食文化を象徴する存在として広く親しまれている。

同氏の取り組みは、カナダ全域のベーカーから関心を集めている。ウェストマウント・ショッピングセンターで開催された「グレート・カナディアン・バターターツ・フェスティバル」には25人のベーカーが参加し、オンタリオ州ベイリーボロの「ドゥー・ドゥーズ・ベーカリー」をはじめ、各地の職人がそれぞれの工夫を凝らしたバターターツを披露した。

メイスナー氏は、伝統的なレシピの保護と次世代への継承を活動の目標に掲げている。地域に根差した食文化の遺産を確実に受け渡していくこの取り組みが、今後どのような広がりを見せるか注目される。