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ケニアの前副大統領リガティ・ガチャグア(Rigathi Gachagua)氏が政府関連の陰謀から「救われた」とする報道について、アフリカのファクトチェック機関アフリカ・チェック(Africa Check)が、根拠となる証拠は確認できないと指摘している。
同機関の調査によれば、この主張を裏付ける信頼できる情報源や公式発表は見当たらないという。一方で、話題に関連して拡散している画像の一部は、人工知能(AI)によって生成されたものであることが判明した。AIで作成された画像が本物の証拠として扱われることで、根拠のない主張が信ぴょう性を帯びて広がる危うさが浮き彫りになっている。
ガチャグア氏は、近年のケニア政治における対立の中心人物の一人とされてきた。ただし、今回の「救済」をめぐる情報がどのような経緯で生まれ、誰によって広められたのかについては、現時点で明らかになっていない。
画像生成AIの普及に伴い、偽造画像を用いた情報操作や誤情報の拡散事例は世界的に増加している。特に政治的な話題では、短時間でSNS上に広がり、訂正が追いつかない場合も少なくない。こうした状況下で、一次情報の確認と、独立したファクトチェック機関による検証の役割は、これまで以上に重要になっているとみられる。
読者に対しては、出所の不明な画像や断定的な見出しをうのみにせず、複数の信頼できる情報源に当たる姿勢が求められる。