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中国、35kV級同期調相機の開発に成功——再生エネ拡大に伴う電力網安定化へ

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中国の東方電機(Dongfang Electric Machinery)が、35キロボルト級の直結型同期調相機の開発に成功したことがわかりました。国営メディア「チャイナ・エレクトリック・パワー・ニュース」が2025年4月10日に報じたもので、同日実施されたテストに合格したとのことです。同社はこの装置を「世界初」としています。

同期調相機とは

同期調相機は、電力網の周波数や電圧を安定させるために100年以上にわたって使用されてきた回転機器です。発電を主目的とせず、送電網に対して無効電力を供給・吸収することで電圧の変動を抑える役割を担います。

再生エネルギー拡大との関係

太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、天候や時間帯によって出力が大きく変動します。こうした変動性の高い電源の比率が高まるほど、送電網全体の安定性を維持する仕組みの重要性が増します。従来は火力発電所のタービンが担っていた慣性力や電圧調整の機能を、専用の装置で補う必要性が指摘されてきました。

今回開発された35キロボルト級の同期調相機は、こうした課題に対応するための技術として位置づけられています。

中国の脱炭素政策との関連

中国は2060年までのカーボンニュートラル達成を国家目標として掲げており、再生可能エネルギーの導入拡大を急速に進めています。電力網インフラの整備はその基盤となる取り組みであり、今回の開発成功はその一環と考えられます。

なお、「世界初」という位置づけについては東方電機側の発表に基づくものであり、独立した第三者機関による検証についての詳細は現時点で確認できていません。