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中国が、人工知能(AI)分野での競争力強化に向けて、オープンソースのプロセッサアーキテクチャ「RISC-V」の開発を加速させている。
中国科学院(CAS)の研究者は、RISC-Vアーキテクチャを採用した新型プロセッサ「香山(Xiangshan)」を発表した。北京で開催された「中関村論壇(Zhongguancun Forum)」サイエンスフェスティバルでは、中国国内にRISC-Vの完全なエコシステムが確立されたことが報告されている。
RISC-Vはオープンソースのプロセッサアーキテクチャであり、ライセンス料を必要とせずに誰でも利用・改変が可能な点が特徴である。中国にとっては、海外企業が設計した既存のアーキテクチャへの依存を減らし、独自のチップ開発を推し進める機会として位置づけられている。
これまで中国は、AIの大規模言語モデルにおいて世界的な競争力を示してきた。しかし、その土台となるプロセッサの国産化についても同等に重要な課題として認識されており、今回の取り組みはその延長線上にあるとみられる。
RISC-Vエコシステムの確立は、チップの設計から製造、ソフトウェア開発に至る複数の産業層での技術的成熟を意味する。中国はこうした動きを通じて、AI産業全体の自立性を高める戦略的な一歩を踏み出している。グローバルなAI競争が激化するなか、半導体における技術的自給率の向上は、今後の各国の競争力を左右する重要な論点となっている。