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香港の最南端に位置するポーティー島(Po Toi Island)で、唯一の飲食店として親しまれてきた「ミンキー・シーフードレストラン(Ming Kee Seafood Restaurant)」が、月末にも閉店する可能性があることがわかった。
オーナーのレウン氏によると、来客数の減少に加え、事業を引き継ぐ後継者が見つからないことが主な理由だという。新たな経営パートナーが現れなければ、営業を終了せざるを得ない状況にある。
同レストランは約50年にわたり、手つかずの海岸線や静かな入り江を目当てにポーティー島を訪れるハイカーやボート愛好家に食事を提供してきた。フェリーでしかアクセスできない離島において唯一の食事処であり、島を訪れる人々にとって欠かせない存在だった。
レウン氏は「レストラン経営は大変で、これ以上続けることは難しい。若い世代にも事業を引き継ぐ意思がない」と語っている。
香港では近年、飲食業界全体で経営環境の厳しさが増しており、とりわけ離島や郊外の小規模店舗では、顧客減少と後継者不在という二重の課題に直面する事例が少なくない。半世紀にわたり島の食文化を支えてきた同店の閉店は、こうした構造的な問題を改めて浮き彫りにしている。