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イタリア、米国が求めた中国人ハッカー容疑者の身柄を引き渡し

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イタリア警察は27日、米国当局がサイバー犯罪に関連する複数の容疑で起訴していた中国人男性について、米国への身柄引き渡しを完了したと発表した。

報道によると、この男性は医療研究データの不正取得に関与した疑いが持たれている。容疑の中には、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のパンデミック対応に関連する研究データの窃取が含まれているとみられる。米国当局は、パンデミック下で各国が進めていた医療研究の機密情報や知的財産が標的となった可能性があるとして、捜査を進めてきた。

今回の引き渡しは、国際的なサイバー犯罪捜査における米伊両国の司法・捜査当局の連携を示す事例となった。サイバー空間を通じた知的財産の窃取は国境を越えて行われるため、一国の捜査機関だけでは対処が難しく、各国間の協力体制が不可欠とされている。

医療研究に関わるデータの不正取得は、公衆衛生上の対応に影響を及ぼしかねないことから、各国政府が厳しい姿勢で臨む傾向にある。サイバー空間における脅威が多様化・高度化するなか、国際的な捜査協力の重要性が改めて認識される案件といえる。