BREAKING

イタリア、COVID-19研究へのハッキング容疑で中国人男性を米国に引き渡しへ

元記事公開:

イタリア政府は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する医療研究データの窃取を含むハッキングの罪で米国当局に指名手配されている中国人男性、シュー・ゼウェイ(Xu Zewei)容疑者の身柄引き渡しを決定した。ロイター通信が複数の関係者への取材をもとに報じている。

イタリアの裁判所は今月中旬、シュー容疑者の米国への引き渡しが法的に可能であるとの判断を示していた。今回の政府決定はこの司法判断を受けたもので、ブルームバーグが先行して報道し、ロイター通信が追って確認した。なお、イタリア政府の報道官は本件へのコメントを控えている。

シュー容疑者は、サイバー攻撃を通じてCOVID-19パンデミック対応に関わる医学研究情報を不正に取得した疑いが持たれている。米国とイタリアの間には司法共助に関する協定が結ばれており、今回の引き渡し決定はこの枠組みに基づくものとみられる。

本件は、米中間でサイバーセキュリティを巡る緊張が続くなかで注目を集めている。国家的な背景が指摘されるサイバー攻撃に対し、国際的な法執行協力がどのように機能するかを示す事例として、今後の動向が注視される見通しである。