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ガザの切断患者、義肢不足に直面 搬入制限で支援困難

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ガザ地区で続く戦闘により、子どもを含む多くの市民が重い傷害を負っている。ガザシティに暮らす14歳のファデル・アル・ナジさんもその一人だ。かつてサッカーの有望選手と目されていたが、2025年9月に実施されたイスラエル軍のドローン攻撃で両脚を失ったと伝えられている。現在は自宅で過ごす時間が大半を占め、外出や通学など日常的な移動が大きく制限されているという。

現地では、砲撃やドローン攻撃によって重傷を負う民間人が後を絶たず、手足の切断手術を受ける患者が増えているとみられる。一方で、イスラエル側による人や物資の移動制限が続く影響で、医薬品や医療機材、義肢などの補装具が慢性的に不足している状況が報告されている。義肢の装着には採型や調整、継続的なリハビリテーションが欠かせないが、必要な専門職や設備が整わず、治療が途中で止まってしまう事例も少なくないという。

支援に携わる国連機関や国際NGOからは、医療物資の搬入拡大と人道的アクセスの確保を求める声が強まっている。特に成長期にある子どもの切断患者の場合、体の成長に合わせて義肢を作り替える必要があり、長期にわたる支援体制の構築が課題となる。編集部は引き続き、現地の医療事情と国際社会の対応を注視していく。