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サムスン SDI(Samsung SDI)が発表した2026年第1四半期決算で、営業損失が前年同期比64.2%減の155.6億ウォン(約1億560万ドル)に縮小したことがわかった。売上高は前年同期比12.6%増の3兆5,800億ウォンとなり、堅調な伸びを維持している。
業績改善の背景には、AI(人工知能)データセンターの世界的な拡張がある。大規模な演算処理を支えるデータセンターでは安定した電力供給が不可欠であり、エネルギー貯蔵システム(ESS)への需要が急速に高まっている。サムスン SDI はこの分野で着実に受注を伸ばしているとみられる。
バッテリー販売事業の売上高は前四半期比では7%減少したものの、前年同期比では13%増の3兆3,500億ウォンに達した。季節的な変動はあるものの、年間ベースでは成長基調が続いている。
AI 関連の設備投資は世界的に拡大傾向にあり、ディープラーニングをはじめとする大規模モデルの訓練・推論に必要な電力量は今後も増え続けると予測されている。こうした環境のもと、大容量蓄電池の供給体制を整えることが、バッテリーメーカー各社にとって重要な経営課題となっている。
サムスン SDI は依然として営業損失を計上しているものの、ESS 需要の拡大を追い風に損失幅を大きく圧縮しており、黒字転換に向けた道筋が徐々に見え始めている状況といえる。