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韓国の大手電池メーカー、サムスン・エスディーアイ(Samsung SDI)が2024年第1四半期(1〜3月)の決算で黒字転換を果たしました。前年同期に計上していた赤字から一転し、エネルギー貯蔵システム(ESS)用電池の売上拡大が業績回復の主因となっています。
規制当局への届出によると、第1四半期の純利益は56.1億ウォン(約3810万ドル)でした。前年同期には216億ウォンの純損失を計上しており、わずか1年で大幅な改善を達成したことになります。同社は、米国における電池の生産増加と販売拡大がこの転換を支えたと説明しています。
とりわけESS用電池事業の好調が、全社の利益回復に大きく寄与しました。ESS用電池は、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの安定供給に欠かせない製品として、世界的に需要が高まっています。米国でもエネルギー貯蔵市場の拡大が続いており、同社はこうした市場環境を背景に、米国での生産体制の拡充と営業活動の強化を進めてきました。
グローバルなエネルギー転換の潮流のなかで、ESS事業は電池メーカーにとって成長の柱となりつつあります。今後の業界動向が注目されます。