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トランプ(Donald Trump)米大統領は2026年4月23日、ジョン・フェラン(John Phelan)海軍長官を解任したと発表した。国防総省(ペンタゴン)上級指導部との間で生じた造船計画をめぐる対立が、解任の理由とされている。
海軍長官は米海軍における最高位の文民指導者であり、艦船の建造計画を含む国防戦略上の重要施策に深く関与する役職である。フェラン長官は、国防総省内の主要幹部との間で艦船建造の方針について意見の相違を抱えていたとみられる。
造船政策は、米国の海軍力の維持と地政学上のプレゼンス確保に直結する重要課題に位置づけられている。近年は中国の海軍力増強に対抗する観点から、米海軍の装備近代化や新型艦船の建造が戦略上いっそう重視されるようになっている。今回のフェラン長官の解任は、こうした防衛政策をめぐる政権内部の方針の変化を反映している可能性がある。
国防総省では近時、幹部人事の異動が相次いでおり、トランプ政権における安全保障分野の意思決定体制に注目が集まっている。今後は後任の海軍長官の人選に加え、米海軍の艦船建造計画に具体的な変更が生じるかどうかが焦点となる見通しである。