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トロント市は、2026年FIFAワールドカップに合わせて設置するファンフェスティバル(ファン広場)について、当初予定していた10カナダドルの入場料を撤回し、原則無料で開放する方針を明らかにした。市民からの強い反発を受けた対応とみられる。
ファンフェスティバルは、ワールドカップの試合開催都市に設けられるイベント施設で、大型スクリーンによる試合中継のほか、各国の文化紹介やグッズ販売などが行われる。トロント市は当初、施設の運営・維持費を賄う目的で入場料を設定していた。
しかし、料金の公表後、市民の間では「スポーツの祭典は幅広い層に開かれるべきだ」「有料化は地域の一体感を損なう」といった批判が相次いだ。こうした声を受け、市当局は無料または最小限の負担で来場できるよう方針を改めたとされる。
2026年のワールドカップは、カナダ・メキシコ・アメリカの3か国による共催で行われる。カナダ国内でも複数の都市が試合会場となる予定で、トロント市の今回の決定は、より多くの市民がワールドカップの雰囲気を楽しめる環境づくりを目指したものといえる。
無料化の具体的な適用時期や条件などの詳細は、今後改めて発表される見通しである。