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TikTokを運営する中国バイトダンス(ByteDance)が、人工知能(AI)を活用した医薬品開発部門「Anew Labs(アニュー・ラボズ)」を設立し、国際会議での発表を通じて存在感を示している。
同部門は上海、シンガポール、米カリフォルニア州サンノゼの3拠点で国際的な運営体制を構築しており、公式サイトによると研究開発に携わるコアメンバーは36人で構成されている。AI技術を用いて設計した治療薬の開発・発表に取り組んでおり、医薬品開発分野での本格的な事業展開を進めているとみられる。
科学的な助言・指導を担う「科学諮問委員会」には、バイオテクノロジー企業イノベント・バイオロジクス(Innovent Biologics)の元会長リュー・ヨンジュン(Liu Yongjun)氏をはじめ、医薬品・生命科学業界の有力人物が名を連ねている。国際的な専門知識の獲得と、医薬品開発における信頼性の確保を目指す姿勢がうかがえる。
バイトダンスはこれまで動画配信プラットフォームを中心にテクノロジー企業として急成長を遂げてきた。医薬品開発へのAI活用という新たな領域への進出は、同社の事業多角化戦略を示すものといえる。
AI技術を医療・医薬品分野で活用する動きは世界的に広がっており、大手テック企業の参入は産業構造に変化をもたらす可能性がある。