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韓国のバレエ団ユニバーサルバレエ(Universal Ballet)が制作した作品「シムチュン」が、韓国を代表するクラシック・バレエとしての地位を築きつつある。バレエ作品が「古典」として広く認められるまでには、長い時間と幾多の試行錯誤が必要とされてきた。
名作も最初から評価されたわけではない
バレエの歴史を振り返ると、現在「古典」と称される作品の多くは、初演当初から高い評価を受けていたわけではない。1877年に初演された「白鳥の湖」は、当初批評家からの評価が芳しくなく、その後の改訂と再演を重ねることで、ようやくレパートリーの中核を占める作品へと成長した。1892年初演の「くるみ割り人形」もまた、初演時には冷ややかな反応にさらされたが、長い年月をかけて季節の風物詩ともいえる定番作品となっている。
「古典」は一日にしてならず
舞台芸術の世界において、作品の生命力は修正・失敗・再演という長期的な積み重ねを通じて初めて獲得されるものといえる。「古典」としての地位は一朝一夕に得られるものではなく、数年から数十年にわたる段階的な過程を経てこそ確立される。
韓国発の古典を目指して
ユニバーサルバレエの「シムチュン」は、韓国の伝統的な説話「沈清伝」を題材としたバレエ作品である。こうした長い時間をかけた芸術的な成熟の過程のなかで、韓国を代表するバレエ作品としての評価を確かなものにしようとしている。西洋発祥の芸術形式であるバレエに、韓国固有の物語と美意識を融合させた本作の今後の展開が注目される。