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パリ検察局は4月、フランスの身分証明書発行機関に対するハッキングにより、数百万人分の国民の個人データがダークウェブ上で売却されようとしていた事件について、15歳の少年に対する捜査を開始したと発表した。
少年は4月25日に身柄を拘束され、警察による取り調べを受けている。未成年であるため実名は公表されていない。捜査当局によると、少年はハッカーフォーラム上で「breach3d」というニックネームで活動していたとみられている。
同月中にハッカーフォーラムへ投稿されたデータは、1,200万件から1,800万件にのぼる膨大な規模と報告されており、当局はこれが少年による犯行と判断している。
フランスの身分証明書には国民の基本的な個人情報が記録されており、流出したデータが身分詐称やなりすまし、その他の犯罪行為に悪用される懸念が指摘されている。国家の重要な個人情報管理体制を標的とした攻撃として、事態は深刻に受け止められている。
今回の事件は、デジタル化が進む行政機関におけるセキュリティ管理体制のあり方を改めて問うものとなった。年齢の低い容疑者による重大なサイバー犯罪として、フランス国内でも大きな注目を集めている。当局は引き続き捜査を進め、事件の全容解明と再発防止策の検討に取り組むとみられる。