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ベネズエラ政府は、米国の石油・ガス企業2社との間で事業契約を締結した。契約を結んだのはハント・オーバーシーズ・オイル・カンパニー(Hunt Overseas Oil Company)とクロスオーバー・エナジー(Crossover Energy)の2社で、いずれもベネズエラ南東部に広がるオリノコ盆地(Orinoco Belt)での石油・ガス事業を展開する。
オリノコ盆地は、ベネズエラの石油埋蔵量の大部分が集中する地域であり、世界有数の超重質油の産出地帯として知られている。同国は確認済み石油埋蔵量で世界最大級とされており、オリノコ盆地はその中核を担う戦略的要衝である。今回の契約により、両社はこの地域における資源の探査・開発に本格的に着手することになる。
ベネズエラの石油産業をめぐっては、近年、米国との関係が複雑に推移してきた経緯がある。米国は過去にベネズエラに対する経済制裁を実施しており、石油分野での取引にも制限が課されていた時期があった。今回の契約締結は、両国間のエネルギー分野における協力関係が新たな段階に入ったことを示唆するものといえる。
オリノコ盆地での事業がどのように進展するかは、ベネズエラのエネルギー産業の今後を占ううえで重要な指標となる。同国の資源開発戦略における外国企業の参画が、国内の石油生産量の回復や経済の安定化にどの程度寄与するか、引き続き注視していく必要がある。