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マリの軍事政権が深刻な危機に直面しています。現地時間土曜日の夜明けに始まった全国規模の協調攻撃により、国防相が殺害され、同国北部の要衝がイスラム過激派勢力に制圧されたと伝えられています。
今回の攻撃は、アザワド解放戦線(FLA)傘下のトゥアレグ系反政府勢力とイスラム過激派が連携して実行したものとみられています。軍事政権を率いるアシミ・ゴイタ(Assimi Goita)将軍は、攻撃開始以降、公の場に姿を見せておらず、その動向は明らかになっていません。
国防相の殺害は、国家指導部への直接的な打撃であり、軍事政権の権力基盤を大きく揺るがす事態といえます。マリ北部ではかねてより武装勢力との衝突が続いており、政府軍の統制が十分に及ばない地域が広がっていました。今回の協調攻撃は、こうした支配体制の脆弱性を改めて浮き彫りにしたかたちです。
マリでは2020年以降、クーデターによる政権交代が複数回発生しており、政治的な不安定さが長期にわたって続いています。今回の攻撃を受け、同国の安全保障情勢はさらに悪化する可能性が指摘されています。
周辺諸国や国際社会がどのような対応を取るかを含め、今後の動向を注視する必要があります。