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イスラエルによる空爆で故郷を離れていたレバノンの避難民が、南部の自宅への帰郷を始めている。
南部クファル・シル村(Kfar Sir)出身のイマド・コメイハ(Imad Komeyha)さんと家族は、避難先の北部レバノンから約12時間の長距離移動を経て村へ戻った。しかし、ようやくたどり着いた自宅はイスラエル軍の空爆により全壊しており、コメイハさんは「わが家が壊された」と深い喪失感をにじませた。
レバノン南部は、イスラエルとシーア派武装組織ヒズボラ(Hezbollah)との紛争が続いた地域であり、多くの住民が長期にわたり避難生活を送ってきた。停戦の動きや軍事情勢の変化を受け、住民の帰郷が徐々に始まっているとみられる。
しかし、帰郷先で避難民が目にするのは、廃墟と化した住宅地の姿である。コメイハさん一家のように、長い移動の末に自宅の全壊を知るケースは少なくないとされる。被害を受けた地域では住宅やインフラの再建が大きな課題となっており、避難民が日常生活を取り戻すまでには相当の時間を要する見通しである。
レバノン国内では多くの家族が同様の状況に置かれており、国際社会による復興支援の在り方が改めて問われている。