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中国、トラック搭載型の小型核反応炉を開発——AIデータセンターへの電力供給を視野

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中国の研究チームが、トラックに搭載可能な小型核反応炉の開発を進めていることが明らかになった。同国の著名な科学者がこのほど最新の進捗を公表し、数年間の研究を経て出力10メガワット級の「搭載型核電力ユニット」の実現にこぎ着けたと説明している。

出力10メガワットは、中規模のAIデータセンター1カ所分の電力需要をまかなえる水準とされる。開発を主導する研究グループは現在、実用化に向けた具体的な導入先や用途の検討を進めている段階にあるという。

プロジェクトを率いるウー(Wu)氏は、この取り組みを「核電力銀行」構想と位置づけ、次世代型の核エネルギーシステムの一例であると述べた。必要な場所にトラックで移動し、電力を供給するという柔軟な運用形態が想定されている。

背景には、世界的なAI技術の急速な発展がある。大規模言語モデルの学習や推論処理には膨大な電力が必要となり、データセンター向けのクリーンエネルギー供給への需要が各国で高まっている。中国がこうした新型エネルギー技術の実用化を急ぐのも、増大する電力需要への対応策として位置づけられているためとみられる。

なお、移動式の核反応炉については安全性や規制面での課題も指摘されており、実用化までには技術的な検証に加え、社会的な議論も求められることになりそうだ。