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中国科学院、ダイヤ・銅複合材を開発 AIデータセンター冷却効率を最大80%改善

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中国科学院(CAS)寧波産業技術研究所の機能性炭素材料チームは、ダイヤモンドと銅を組み合わせた新たな複合材料を開発したと発表した。人工知能(AI)データセンターの冷却効率を最大80%まで改善できるとしている。

開発された複合材料は、中国河南省鄭州のAIコンピューティングノード施設に既に導入され、実運用での効果検証が進められている段階にある。

AI産業の急速な拡大に伴い、データセンターの電力消費と発熱量は増加を続けている。高性能なAIプロセッサやGPUの稼働により、従来の冷却システムでは対応が難しい高い熱密度が生じており、より効率的な熱管理技術の確立は業界全体の課題となっていた。

ダイヤモンドは材料科学の分野で最高クラスの熱伝導率を持つ物質として知られている。優れた導電・導熱特性を備えた銅と複合化することで、ダイヤモンドの特性を実用的かつ製造可能な形で活かすことが可能になったとみられる。

新複合材料は、従来十分な対応が難しかった高熱密度環境における効率的な熱放散を可能にし、データセンターの電力消費削減と環境負荷軽減への貢献が期待される。実運用での検証結果次第では、AIインフラ全般の冷却方式に影響を与える可能性もある。