元記事公開:
元フットボール選手のハラール対応チーチョンファン屋台、首相訪問を機に注目集まる
シンガポールで、元フットボール選手らが営むハラール仕様の「チーチョンファン」屋台が話題となっている。チーチョンファンは米粉から作る平たい麺料理で、シンガポールの代表的なローカルフードのひとつとして親しまれている。
同屋台が注目を集めるきっかけとなったのは、ローレンス・ウォン首相の訪問だった。地元メディアがこの来店を大きく報じたことで、それまで知名度が限られていた屋台の認知度が急速に高まったとされる。報道によると、首相の訪問以降、売上が増加し、新たな顧客層の開拓にもつながったという。
チーチョンファンは一般的に肉類を用いたバリエーションが多いが、同屋台ではハラール対応で提供している点が特徴的である。イスラム教徒が人口の約15%を占めるシンガポールにおいて、ハラール認証を取得した屋台料理への需要は根強く、多様な食文化に応える営業方針が支持を集めているとみられる。
元アスリートとしてのキャリアから飲食業への転身という経歴も関心を呼んでいる。競技生活で培った知名度や信頼性が、新規事業の立ち上げにおいて基盤となった側面があるとの見方もある。従来のアスリートのセカンドキャリアとは異なる創業事例として、今後の展開にも注目が集まりそうである。
編集部では、アスリートの多様なキャリア形成や、シンガポールにおける食文化の包摂性といった観点から、引き続き関連する動向を注視していく。