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映画をきっかけに廃位王への関心高まる――韓国・永越郡で端宗王文化祭

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韓国・江原道永越郡(ヨンウォルグン)で開催された端宗王文化祭が、例年を上回る来場者を集め注目を集めている。背景には、朝鮮時代の廃位王・端宗(タンジョン)を題材にした映画「The King’s Warden」の成功がある。

端宗王は朝鮮王朝(1392〜1910年)の第6代国王である。わずか12歳で王位に就いたものの、叔父にあたる首陽大君(のちの世祖)によって5年後に廃位され、17歳で生涯を閉じたとされる。宮廷の権力闘争に翻弄された若き王の劇的な生涯は、長く人々の同情を集めてきたが、近年の映画化によって改めて広く知られるようになった。

今年の文化祭では、主要企画である端宗王の王室葬儀行列の再現が例年より規模を拡大して行われた。観風軒(クァンプンホン)から陵墓の荘陵(チャンヌン)までのルートを忠実にたどり、朝鮮時代の王族儀礼や葬送の歴史を来場者に伝える内容となっている。

映画をきっかけとした歴史への再発見が、地域の文化イベントに新たな関心をもたらしている。映像作品と実地での体験を組み合わせた文化発信は、過去の歴史を現代に生かす取り組みとして、伝統文化の振興と継承に寄与する事例といえるだろう。