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米海軍、ペトリオット・ミサイルをイージス艦に統合へ——極超音速脅威への対応強化

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米防衛大手ロッキード・マーティン(Lockheed Martin)は21日、陸軍向けのペトリオット(Patriot)ミサイル・システムを米海軍のイージス(Aegis)戦闘システムに統合する契約を獲得したと発表した。ペトリオット・ミサイルが実際に艦上で運用される初めてのケースとなる見通しで、かねてから求められていた海軍の防御能力強化に向けた重要な一歩となる。

ペトリオットは冷戦後、陸軍の防空・ミサイル防衛の主力システムとして世界各地で運用されてきた。今回の統合により、イージス艦に搭載される高度なレーダーおよび火器管制システムと連携し、より広範な対空・対ミサイル防御能力の実現が期待される。陸上で蓄積された実績を海上へ展開するという点で、防衛体制の大きな転換といえる。

背景には、中国(China)による極超音速兵器の急速な開発がある。米国防当局は、既存の防御システムだけでは対応が困難になりつつあるとの認識を示しており、防御態勢の早期強化が課題となっていた。イージス艦へのペトリオット統合は、とりわけ太平洋地域における米海軍の対処能力を補強する戦略的な施策と位置づけられている。

なお、統合の詳細なスケジュールや配備規模、実装までの期間については、今回の発表では明らかにされていない。今後の具体的な動向が注目される。