元記事公開:
米国議会上院の公聴会が水曜日に開かれ、複数の上院議員が、現行のビザ制度が中国による知的財産の不正取得を助長しているとの認識を示しました。
フロリダ州選出の共和党上院議員アシュリー・ムーディ(Ashley Moody)氏は、米国の法的枠組みがスパイ活動や機密情報の持ち出しを結果的に容易にしていると指摘し、制度上の課題があるとの見解を述べました。
背景には、米中両国が人工知能や先端技術の分野で競争を激化させている状況があります。こうしたなか、議会ではビザ制度を通じた技術・知的財産の流出に対する懸念が高まっており、制度の見直しを求める声が強まっているとみられます。
議員らの主張によれば、現行のビザ制度には正規の法的手続きを通じて入国した人物がスパイ活動や技術盗難に関与するケースを十分に防ぎきれない構造的な問題があるとされています。
米国政府はこれまでも中国による技術・機密情報の不正取得に対して警戒を続けてきました。今回の公聴会を受け、ビザ制度の改革が今後の政策議論の対象となる可能性があります。知的財産の保護と安全保障の両面から、米中間の技術競争は引き続き米国の重要な政治課題となっていく見通しです。