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観客が演奏曲目と価格を決める――世宗芸術殿堂「すべての人へのクラシック」第3期が5月開催

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韓国・ソウルの世宗(セジョン)芸術殿堂が、クラシック音楽の鑑賞体験を刷新する取り組みを進めています。観客が演奏曲目と入場価格の両方を決定する参加型シリーズ「すべての人へのクラシック」の第3期が、2026年5月19日に開催される予定です。

従来のモデルからの転換

一般的なクラシック音楽の演奏会では、指揮者や音楽監督が演目を決定し、主催者側が価格を設定するのが通例でした。世宗芸術殿堂はこのモデルを見直し、観客の声をプログラム編成の中心に据えるアプローチを採用しています。音楽体験の「民主化」を掲げた試みとして、韓国国内外から関心が寄せられています。

これまでの歩み

2026年1月に開催された季節開幕公演では、ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」やベートーヴェンの「交響曲第5番」など、広く親しまれている作品が上演されました。知名度の高い楽曲で幅広い観客層の来場を促したうえで、5月の第3期ではさらに観客が選定した作品の比重を高めていく方針です。

期待される効果

この取り組みにより、クラシック音楽に対する心理的・経済的な敷居が下がり、これまで演奏会に足を運ぶ機会が少なかった層にも門戸が開かれると期待されています。価格設定にまで観客の意思を反映させる仕組みは、芸術と観客の関係を問い直す実験的な試みといえます。

伝統的な鑑賞の枠組みにとらわれない同殿堂の挑戦が、今後どのような広がりを見せるのか注目されます。