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韓国、デュアル上場の審査基準を厳格化
韓国の金融当局がデュアルリスティング(複数の取引所への重複上場)に関する規制を強化する方針を示した。「原則禁止、例外あり」というアプローチの下、投資家保護をより重視した新たな審査基準が導入される。
韓国取引所(Korea Exchange)は木曜日、新たなスクリーニング基準を発表した。この基準では、企業が必須条件を満たさない場合、上場申請は却下される。求められる要件は、経営上の独立性、経営陣の独立性、投資家保護の3点である。
関係者のリム・ヒュー(Lim Heu)氏は「本ルールは原則として禁止で、厳格な条件の下でのみ例外が認められる」とコメントしている。今回の施策により、複数の取引所に同時上場する企業に対する監視体制が強化されるとみられる。
デュアルリスティングは、企業が資本調達や株式流動性の向上を目的として、複数の国や地域で株式を上場する慣行を指す。一方で、同時上場は企業統治の複雑化やリスク管理体制の負担をもたらす可能性も指摘されている。今回の基準強化は、投資家保護の観点からの対応であるとともに、資本市場の透明性と信頼性を高める取り組みとしても位置づけられる。
編集部では、今後の運用状況や対象企業への影響について、引き続き注視していく。