元記事公開:
韓国の主要株価指数であるコスピ(KOSPI=韓国総合株価指数)が3営業日連続で上昇し、約1カ月半ぶりに6200ポイント台を回復した。米国とイランを巡る中東情勢が緩和に向かうとの観測が、買いを促す材料となっている。
4月16日のソウル市場でコスピは前日比134.66ポイント(2.21%)高い6226.05で取引を終えた。終値ベースで6200ポイントを超えるのは2月27日(6244.13)以来となる。心理的な節目を約1カ月半ぶりに突破したことで、市場センチメントの改善が鮮明になった。
上昇の主な要因として挙げられているのは、米国とイランの和平協議が第2ラウンドに進むとの観測である。中東地域の地政学的リスクが軽減されるとの見方から、機関投資家を中心に買い注文が増えたとみられる。投資家のリスク選好姿勢がやや強まっている状況がうかがえる。
外国為替市場では、韓国ウォンが米ドルに対して上昇した。地政学的リスクの後退を背景に、リスク資産への資金シフトが進んでいるとの見方がある。外国人投資家による韓国資産への関心の高まりも、ウォン高の一因と指摘されている。
市場関係者の間では、中東情勢の安定が続けば韓国株のさらなる上昇余地があるとの見方が広がっている。一方で、地政学的リスクが再び顕在化する可能性も残されており、今後の動向を慎重に見極める必要がある。