イランが米国との交渉再開に向けた新たな提案を、パキスタンの仲介者を通じて提出したことが明らかになった。国営通信社イランイスラム共和国通信(IRNA)が報じた。
イラン外相は複数の各国外相と相次いで会談を行い、外交活動を本格化させている。一連の会談には、欧州連合(EU)の外交・安全保障政策上級代表を務めるカヤ・カッラス(Kaja Kallas)氏も含まれていた。
パキスタンはこれまで、米国とイランの間の対話促進において重要な仲介役を果たしてきた。今回の新提案もこうした調整ルートを通じて伝えられたものとみられる。
イランと米国は、核開発問題や地域の安全保障をめぐり長年にわたる対立が続いている。提案の具体的な内容は現時点で公表されていないものの、イラン外相による多国間での精力的な外交活動は、国際的な仲介を介した交渉再開への機運が高まりつつあることを示唆している。
今後は米国側の反応や、交渉の枠組みがどのように整えられるかが焦点となる。各国の仲介努力がどのような成果につながるか、引き続き注視していく必要がある。