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インド北部ウッタルプラデーシュ州の都市ノイダに住む住民が、現代的な高層マンションでの暮らしを伝統的な集合住宅「チャウル」になぞらえる動画をインターネット上に投稿し、広く注目を集めています。
チャウルとは、インドに古くからある集合住宅の形態で、老朽化した設備や共用部の管理不足が指摘されることの多い建物です。投稿者は、新築の高層マンションであるにもかかわらず、基本的な施設やサービスの水準がこうした旧来の住宅と変わらないと訴えており、現代の住宅開発においても生活環境の質が十分に確保されていない実態を浮き彫りにしています。
ノイダは首都デリー近郊に位置し、近年の急速な都市化に伴って高層建築の供給が大幅に増加してきました。一方で、上下水道や電力供給、共用施設の維持管理といった都市基盤の整備が開発の速度に追いついていないとの指摘もあり、住民から不満の声が上がるケースが報告されています。
この動画が広く拡散された背景には、インドの不動産市場において、建物の外観や規模だけでなく、日常生活を支える基本的なインフラの質が問われるべきだという社会的な関心の高まりがあるとみられます。急成長を続けるインドの都市部において、住環境の実質的な改善が今後の重要な課題となりそうです。