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エルサルバドルで、マラ・サルバトルチャ(Mara Salvatrucha)などのギャング団に所属するとされる容疑者約220人を被告とする大規模な一括裁判が、同国の大規模収容施設CECOTで開廷しました。
検察側は、被告人らが合わせて2万9000件以上の殺人のほか、拷問などの重大犯罪に関与したと主張しています。法廷では目撃者らが、被害者に対する残虐な暴力行為について証言し、ギャング団による犯罪の実態が具体的に示されました。被告人らには厳しい刑罰が科される可能性があります。
エルサルバドルでは近年、ギャング団による殺人や暴力が深刻な社会問題となっており、年間の殺人件数は中米地域でも突出して高い水準にありました。ナイブ・ブケレ(Nayib Bukele)大統領は2019年の就任以来、非常事態宣言の発令や大量逮捕などの強硬策を推し進めており、今回の大規模一括裁判もその一環に位置づけられます。
一方、国際人権団体からは、一括裁判の手続きにおいて被告人の権利が十分に保障されているかについて懸念の声も上がっています。ブケレ政権の治安対策は国内では高い支持を得ている一方、法の支配や適正手続きの観点から国際社会の注視が続いています。