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キャセイパシフィック航空、香港ドル建て債券で約20億HKドルの調達を計画

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キャセイパシフィック航空(Cathay Pacific Airways)が、香港ドル建ての債券発行を通じて約20億香港ドル(日本円で約380億円相当)規模の資金調達を計画していることが、複数の関係筋の情報で明らかになりました。

航空業界では、新型コロナウイルスのパンデミック以降、旅客需要の回復に伴う機材投資や経営基盤の強化を目的とした資金調達が継続的な課題となっています。今回の債券発行も、こうした業界全体の資金需要への対応の一環と位置づけられます。

注目されるのは、香港ドル建てという通貨選択です。グローバルに路線を展開する同社が、本拠地である香港の地元市場での調達を選んだことは、アジア地域における安定的な資金基盤の確保を重視する姿勢の表れといえます。米ドルや円建てではなく地元通貨での起債は、為替リスクの軽減にも寄与するとみられます。

具体的な発行時期、償還期間、利率といった詳細条件については、現時点で公式な発表はなされていません。今後、同社および引受金融機関からの正式なアナウンスが待たれます。

キャセイパシフィック航空は、パンデミック期に香港特別行政区政府から約390億香港ドルの資本支援を受けた経緯があり、その後の業績回復とともに財務体質の正常化を進めてきました。今回の市場での資金調達は、同社が通常の企業金融活動に復帰していることを示す動きとして注目されます。