元記事公開:
韓国の大手航空会社コリアンエア(Korean Air)が、米国とフィリピンを結ぶ路線においてニワトリの貨物輸送を禁止する措置を講じたことが明らかになりました。闘鶏に対する国際的な批判が高まるなかでの対応とみられています。
フィリピンでは闘鶏が伝統的な娯楽として広く根付いており、巨大な産業規模を有しています。業界の統計によれば、フィリピン国内では毎日数千万ドル規模の金銭が闘鶏に賭けられているとされ、その経済的影響は無視できないものとなっています。闘鶏に使用されるニワトリの一部は海外から輸入されており、国際航空輸送がその流通において重要な役割を果たしてきました。
近年、動物愛護に関する意識は世界的に高まりを見せています。とりわけ闘鶏については、動物に対する虐待行為であるとして国際社会から厳しい目が向けられるようになりました。米国では多くの州で闘鶏が違法とされており、動物福祉団体を中心に闘鶏産業への関与を断つよう各企業に求める動きが活発化しています。
コリアンエアによる今回の措置は、こうした国際的な潮流に沿ったものと受け止められています。航空会社としてニワトリの輸送を制限することで、闘鶏産業への間接的な関与を減らす姿勢を明確にした形です。
今後、他の航空会社が同様の方針を打ち出すかどうかが注目されます。また、輸送手段が制限されることでフィリピンの闘鶏産業にどのような影響が及ぶのか、引き続き動向を見守る必要がありそうです。