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コロンビアのグスタボ・ペトロ(Gustavo Petro)大統領は、スペインの有力紙エル・パイス(El País)のインタビューに応じ、米国がラテンアメリカの異論派指導者への圧力を強め続ければ、地域全体で米国の影響力に対する「反乱」が起こりうると警告しました。このインタビューは4月18日にマドリードで公開されています。
今回の発言の背景には、米国とラテンアメリカ諸国との関係が緊張の度を増している現状があります。左派のペトロ政権は、米国が主導する各種政策や地域への関与に対し、従来から批判的な立場をとってきました。インタビューでの警告は、ラテンアメリカ各国で米国への不満が広がりつつある状況を反映したものといえます。
ペトロ大統領は、米国が地域の自立志向を正面から受け止め、政策を見直さなければ、対米関係の全般的な悪化は避けられないとの認識を示したものとみられます。従来、ラテンアメリカの多くの国々は米国の強い影響下にありましたが、近年では独自の外交路線を模索する動きが各地で活発化しています。
コロンビアは経済面で米国への依存度が高く、これまで緊密な関係を維持してきました。しかしペトロ政権は、麻薬取締りやテロ対策での協力を続けつつも、独自の外交姿勢を重視する方針を打ち出しています。地域レベルで米国への反発が強まるなか、今回のペトロ大統領の発言は、ラテンアメリカにおける政治的な潮流の変化を象徴するものとして注目されます。