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ゴールデンウイークの香港、本土観光客に「隠れた名所」人気広がる
中国本土の大型連休「五一労働節」(5月1日〜5日)に合わせ、香港を訪れる本土観光客が約98万人に達する見通しであることがわかった。前年同期比で約7%の増加となり、香港への旅行需要が引き続き堅調であることを示している。
これまでゴールデンウイーク期間中の観光客は、ビクトリア・ピークや尖沙咀(チムサーチョイ)といった定番の観光地に集中する傾向が強かった。しかし今年は、展示会の見学や地元の街並みを歩く散策、厳選されたフォトスポットを巡るなど、ゆったりとした旅程を組む旅行者が増えているという。
こうしたトレンドの背景には、中国で広く利用されているソーシャルメディア「レッドノート(小紅書)」の影響がある。同プラットフォーム上では「隠れた名所」「穴場スポット」といったキーワードを含む投稿が多くの支持を集めており、利用者同士が共有する現地発の情報が旅行先の選択に大きな影響を及ぼすようになった。
観光地の選択が多様化し、滞在時間の長さや体験の質を重視する傾向が強まっていることは、香港の観光業界にとっても注目すべき変化といえる。従来の団体ツアー中心の受け入れ体制から、個人旅行者の多様なニーズに応える仕組みへの転換が、今後いっそう求められる可能性がある。