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韓国のバッテリー大手サムスンSDI(Samsung SDI)は、ドイツの高級自動車メーカー、メルセデス・ベンツ(Mercedes-Benz)と複数年にわたる電池供給の基本契約を締結したと発表しました。サムスンSDIがメルセデス・ベンツと供給契約を結ぶのは今回が初めてとなります。
契約の概要
契約規模は約67億ドル(日本円で約1兆円相当)に達し、電動車(EV)向けバッテリーの供給が対象です。契約署名式はソウルで開催され、サムスンSDIのチェ・ジュソン(Choi Joo-sun)会長兼CEO、チョ・ハンジェ(Cho Han-jae)副社長のほか、メルセデス・ベンツ・グループからはオラ・カレニウス(Ola Källenius)会長、ヨルグ・バーツァー(Jörg Burzer)最高技術責任者、メルセデス・ベンツ・コリアのマティアス・ヴァイトル(Matthias Vaitl)CEOらが出席しました。
両社の狙い
サムスンSDIにとって本契約は、グローバルなEV向けバッテリー供給における存在感をさらに高める重要な案件と位置づけられます。同社はすでに複数の大手自動車メーカーへの供給実績がありますが、メルセデス・ベンツとの提携により欧州高級車市場への足場を一段と強固にする形です。
一方、メルセデス・ベンツにとっては、バッテリー調達先の多角化を進める戦略の一環とみられます。EV市場の拡大に伴い、安定的かつ高品質なバッテリーの確保は自動車メーカー各社にとって喫緊の課題となっており、今回の契約はその対応策の一つといえます。
EV用バッテリーの供給をめぐっては、韓国・中国・日本のメーカー間で競争が激化しており、今後も大型契約の動向が注目されます。