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ジンバブエのコンスタンティーノ・チウェンガ(Constantino Chiwenga)副大統領は4月26日、マショナランド・イースト州ムレワ(Murewa)で開かれたカトリック信仰の集会に出席し、政治的な長期統治について踏み込んだ発言を行った。
チウェンガ副大統領は旧約聖書に登場するヘゼキヤ王の物語を引用し、「追加の年月は必ずしも祝福ではない」との趣旨を会衆に向けて語った。古代ユダの王であるヘゼキヤは、神から寿命の延長を与えられたものの、その後の治世で判断を誤り、結果として国に災いを招いたとされる人物である。この故事を持ち出すことで、副大統領は権力の長期保持がもたらしうる弊害について、宗教的な観点から警鐘を鳴らした形となった。
ジンバブエ国内では現在、憲法改正をめぐる「CAB3論争」と呼ばれる政治的議論が続いている。大統領の任期や権限に関わる条項の見直しが焦点の一つとされており、チウェンガ副大統領の発言はこうした政治状況を踏まえたものとみられる。宗教的な場をあえて選んで政治的含意のあるメッセージを発した点にも、国内の権力構造をめぐる緊張が反映されているとの見方がある。
発言の詳細な意図や具体的な政策提案については現時点で明らかになっていない。ただし、副大統領という要職にある人物が長期権力への道徳的な警告を公の場で発したことは、ジンバブエの今後の政治動向を読み解くうえで注目に値する。同国の政局を引き続き注視していく必要があるだろう。