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スイス、クランス・モンタナ火災によるイタリア国民の治療費をイタリア政府に請求へ

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スイス政府の社会保障担当部門は4月26日、ヴァレー州クランス・モンタナ(Crans-Montana)のスキーリゾートで発生した火災において負傷したイタリア国民の治療費を、イタリア政府に請求する方針を明らかにした。

クランス・モンタナはスイスを代表するスキーリゾートの一つとして知られ、冬季には欧州各国から多くの観光客が訪れる。今回の火災では41人が死亡し、負傷者も多数にのぼっている。被害者のなかにはイタリアからの観光客も含まれており、スイスの医療機関で治療を受けたとみられる。

スイス政府は、こうしたイタリア国民に対する医療費について、治療国負担の原則に基づきイタリア側に費用を請求する考えを示した。EU加盟国間では欧州健康保険カード(EHIC)などの制度を通じて医療費の相互精算が行われているが、スイスはEU非加盟国であるため、二国間の社会保障協定に基づいた個別の対応が求められる。

この決定に対し、イタリア側からは反発の声が上がっている。大規模災害の発生時に、国境を越えた医療費負担をどのように分担するかは国際的にも難しい課題であり、今後の両国間の協議の行方が注目される。