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ソマリアで干ばつが深刻化、約6万2千人が避難・600万人超が飢餓に直面
ソマリアで急速に悪化する干ばつにより、大規模な人道危機が深刻化している。国際移民機関(IOM)が4月22日に発表した声明によると、本年初頭からの干ばつによって約6万2千人が故郷を離れることを余儀なくされた。同国内の5つの地区では、600万人を超える人々が飢餓に直面しているという。
IOMの発表によれば、干ばつの影響は農業生産の低下にとどまらない。深刻な水不足に伴う家畜の大量死は、遊牧民や牧畜民にとって生活の根幹を失うことを意味している。多くの人々が生活基盤を求めて都市部や周辺国への移動を強いられており、北東アフリカ全域では気候変動に起因する極端な気象現象が頻発するなか、ソマリアはその影響を特に強く受けている地域とされる。
ソマリアの人道的危機は複合的な要因から生じている。内戦の余波がいまなお残る同国では、国家統治機能や社会基盤の脆弱性が指摘されており、自然災害への対応能力が著しく限られている。こうした状況下での干ばつは、一層の困難をもたらすとみられる。
国際社会からの継続的かつ十分な人道支援の確保に加え、長期的な災害対応力や気候変動への適応能力の強化が今後の重要な課題として指摘されている。