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チャールズ英国王、ホワイトハウス晩餐会でトランプ大統領にユーモアで返礼

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ホワイトハウスで開かれた国賓晩餐会において、チャールズ英国王がドナルド・トランプ米大統領に対し、機知に富んだ返礼を行った。

トランプ大統領はかねて、第二次世界大戦以降ヨーロッパの同盟国が米国の防衛力に過度に依存してきたと批判的な姿勢を示しており、「米国が介入しなければヨーロッパはどうなっていたか」という趣旨の発言を繰り返していた。これを受け、乾杯演説の場でチャールズ国王は「つまり、イギリスがなかったら、アメリカの皆さんはフランス語を話していたのではないでしょうか」とユーモアを交えて応じた。

この切り返しは、アメリカ独立以前の英仏間の北米植民地をめぐる歴史に言及したものとみられる。18世紀のフレンチ・インディアン戦争(七年戦争)で英国がフランスに勝利しなければ、北米大陸の言語地図は大きく異なっていた可能性がある。チャールズ国王はこうした歴史的背景を踏まえ、「同盟における貢献は一方通行ではない」という趣旨を軽妙に伝えたといえる。

首脳同士が公式の場で冗談を交わすこと自体は、米英間の伝統的かつ親密な関係を象徴するものである。一方で、今回のやり取りは防衛負担の分担をめぐる両国間の見解の相違を浮き彫りにした側面もある。トランプ大統領はNATO加盟国に対し国防費の増額を強く求めており、欧州各国との間で緊張が続いている。

こうした外交の場におけるユーモアは、直接的な対立を避けつつ重要な論点を提起する手法として知られている。今回の晩餐会でのやり取りも、儀礼的な友好の枠組みのなかで双方の立場を確認し合う場となった。