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チリ当局は2025年4月、同国から盗まれた銅を中国向けに密輸していた組織的ネットワークを摘発したと発表しました。警察の捜査により、約5年間にわたって稼働していた密輸パイプラインが解体され、盗難銅の総額はおよそ9億1700万ドル(約1350億円相当)に達していたことが明らかになっています。
複数段階の流通経路が判明
捜査の結果、密輸された銅は複数の仲介段階を経て最終的に中国の買い手に渡っていたとみられています。組織的かつ長期的に機能する流通ネットワークが構築されており、正規の貿易ルートを巧みに回避する仕組みが整えられていました。
銅産出大国チリへの影響
チリは世界最大級の銅産出国であり、銅は同国の基幹輸出品です。今回明らかになった規模の盗難・密輸は、国庫への直接的な損失にとどまらず、正規の銅供給チェーンにも影響を及ぼしていたと考えられます。
今後の見通し
今回の摘発を受け、チリ・中国間における経済関係や国際商取引の適正化に関する議論が活発化する見通しです。チリ政府は同様の密輸事件の再発防止に向けた対策の強化を検討しているとされ、鉱山セキュリティや輸出管理体制の見直しが進む可能性があります。
編集部では今後の捜査の進展や両国間の対応を引き続き注視してまいります。