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ステーブルコイン最大手のテザー(Tether)が、同社発行のUSDTを裏付ける準備資産の一つである金(ゴールド)の購入ペースを、2025年第1四半期に鈍化させていたことが公開データから確認された。
テザーは近年、米国債を中心としつつも準備資産の多様化を進めており、金の現物保有はその柱の一つとして位置づけられてきた。しかし第1四半期のデータによれば、新規の金購入量は前四半期と比較して減少傾向にあるという。
背景には複数の要因が指摘されている。金価格が歴史的な高値圏で推移していることに加え、テザーが準備資産のポートフォリオ構成を見直している可能性も市場関係者の間で取り沙汰されている。一方で、同社の準備金全体の規模は引き続き拡大基調にあるとされ、USDTのペッグ(対ドル等価維持)に直ちに影響を及ぼすものではないとの見方が大勢を占めている。
ステーブルコイン市場では、準備資産の透明性と質が重要な評価指標となっており、テザーの資産構成の変化は業界全体の注目を集めやすい。今後の四半期報告で金保有の方針がどのように推移するか、引き続き注視が必要である。