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米国防総省(ペンタゴン)は4月21日、ドナルド・トランプ大統領による2027会計年度の防衛予算請求の詳細を発表しました。総額1.5兆ドルにのぼる今回の予算案は、第二次世界大戦終結以降、前年度比での増加幅として過去最大規模となります。
予算の内訳として、艦船や戦闘機をはじめとする防衛装備の整備・調達に約750億ドルが充てられる見通しです。また、発表内容には「ゴールデンドーム(Golden Dome)」と呼ばれるミサイル防衛関連のプロジェクトも含まれているとみられています。
トランプ政権が掲げる国防力の抜本的強化が、予算規模の大幅な拡大という形で具体化した格好です。冷戦終結以降、これほどの規模で防衛予算が増額されるのは異例のことであり、中国やロシアといった戦略的競合国への対応を念頭に置いた措置とみられます。
今後、この予算案は米議会での審議に移ります。与野党の間では歳出規模や優先分野をめぐる議論が活発化することが予想され、最終的な成立までには修正が加えられる可能性もあります。米国の防衛戦略における優先順位を示す重要な指標として、国際社会からも注視される見通しです。