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ニューヨーク大司教区、性虐待訴訟で8億ドルの和解に合意
ニューヨーク・カトリック大司教区が、聖職者による性虐待の被害者約1,300人との間で、総額8億ドル(日本円で約1,200億円相当)の和解金を支払うことで合意したことが明らかになりました。米国内における聖職者関連の性虐待訴訟としては最大規模の賠償額となる見通しです。
背景
カトリック教会では、世界各地で聖職者による性虐待が長年にわたり問題視されてきました。米国では2002年にボストン大司教区での組織的な隠蔽が報道されたことを契機に、各地で訴訟が相次いで提起されています。
ニューヨーク州では2019年に「アクセス・トゥ・ジャスティス法」が成立し、従来は訴訟時効により法的手段を取れなかった被害者にも賠償請求の道が開かれました。この法律の施行以降、同大司教区に対する訴訟件数が大幅に増加したとされています。
和解の内容
今回の和解金8億ドルは、被害者が受けた精神的・身体的苦痛に対する補償として充てられます。大司教区側は今後、被害者への対応体制の強化や再発防止策の実施を進めていく方針とみられます。
社会的な意味
今回の和解は、米国のカトリック教会が引き続き社会的責任を問われている現状を改めて示すものといえます。被害者の救済が進む一方で、教会組織としての信頼回復に向けた取り組みが今後も注視されることになりそうです。