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ハイランドキャトルとの過度な接触に専門家が警鐘――「セルフィーの小道具ではない」

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新型コロナウイルスの感染拡大以降、ふわふわとした愛らしい外見で世界的に人気が高まったハイランドキャトル(Highland cattle)について、動物専門家と公園当局が観光客に注意を促している。その可愛らしい姿を背景にセルフィー(自撮り)を撮影しようと、動物に過度に接近する来訪者が増えているためだ。

専門家らは「ハイランドキャトルはセルフィーの小道具ではない」と繰り返し呼びかけている。外見の親しみやすさから、動物も人間との触れ合いを歓迎していると誤解する観光客が少なくないという。しかし実際には、ハイランドキャトルは見知らぬ人からの無理な接触や抱擁を好まない動物であり、不用意に近づけば強いストレスを与えてしまう。

また、過度な接近は動物福祉の問題にとどまらず、観光客自身の安全にも関わる。体重が数百キログラムに達する個体もあり、驚いた際の突発的な動きによって負傷する危険性がある。動物の行動や習性を理解し、適切な距離を保つことの重要性を専門家は強調している。

ソーシャルメディアの普及に伴い、野生動物や家畜との「かわいい」触れ合いの場面を求める傾向は世界的に広がっている。公園当局は、動物福祉と来訪者の安全を両立させるため、ガイドラインの周知徹底と節度ある行動を改めて求めている。動物との共存を楽しむためにも、一定の距離を保った観察が大切だ。