BREAKING

ハンガリーのオルバン前首相、議会議席を放棄へ 党首として「刷新」主導の意向

元記事公開:

ハンガリーのビクトル・オルバン(Viktor Orbán)前首相は、今月実施された議会選挙で与党フィデス(Fidesz)が大敗したことを受け、国会議席に就任しない方針を表明しました。一方で、フィデス党の党首職には留任し、「刷新」と題する党改革プロセスを主導する意向を明らかにしています。

オルバン氏は、1989年の共産主義体制崩壊以来、ハンガリー政治において最も影響力のある人物の一人とされています。36年間にわたり途切れることなく国会議席を保有し、そのうち通算16年間にわたって首相を務めてきました。ハンガリーの民主化後の政治を形作ってきた中心的な存在といえます。

今回の選挙での大敗は、オルバン氏の長年にわたる政治的影響力に大きな転機をもたらすものです。議会議席を手放す一方で党首職に留まるという判断は、権力の中枢から一歩退きつつも、フィデス党の今後の路線に対して引き続き影響力を確保する狙いがあるとみられています。

新政権への移行が進むなか、オルバン氏がどのような形で党の立て直しを図るのか、また野党としてのフィデスがどのような方向性を打ち出すのか、今後の動向が注目されます。