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米国バージニア州は4月21日、下院議員選挙区の区画変更の是非を問う住民投票を実施した。開票の結果、区画の再編成が承認されたとみられる。
この住民投票は、下院議員選挙区の区割りについて市民の直接投票により決定しようとするもので、既存の政治体制による恣意的な区画変更を防ぐ目的で実施されることが多い。選挙区の区画変更をめぐっては、特定の政党が有利な地域構成を意図的に作り出す「ゲリマンダリング」と呼ばれる手法が問題視されており、米国の選挙制度における長年の論点となっている。
トランプ(Trump)前大統領は今回の住民投票について、民主党が主導したものであると指摘し、「不正」が行われたと主張した。ただし、主張の具体的な根拠については現時点で詳細な説明は示されていない。
米国では連邦・州レベルの選挙制度をめぐる議論が各地で続いている。選挙区の区割りは議席配分に直結するため、与野党間の政治的対立の焦点となりやすい。今回のバージニア州での住民投票結果も、こうした全米規模の選挙制度改革の議論の一環として引き続き注視される見込みである。