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フィリピン、南シナ海行動規範の年内完成を目指し各国との協議を加速

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アセアン(東南アジア諸国連合)議長国を務めるフィリピンが、南シナ海をめぐる行動規範(Code of Conduct、CoC)を2026年末までに完成させることを目指し、関係各国との協議を加速させている。

同国のテレサ・ラザロ外務副官は、ジャカルタのアトマ・ジャヤ大学で開かれた会議において、行動規範の完成は「世界が負うべき責任」であるとの認識を示した。長年にわたり交渉が続いてきたこの規範の策定を、議長国としての最優先事項に位置づける姿勢を鮮明にした形となる。

5月8日にはフィリピン・セブで第48回アセアン首脳会議が開催される予定で、グローバルなエネルギー問題をはじめとする喫緊の課題が議題の中心になるとみられる。しかし、南シナ海の行動規範についても重要な議論が行われる見通しである。

南シナ海では、中国を含む複数の国々が領有権を主張しており、緊張が続いている。同海域は世界有数の航行路として海上交通量が多く、地域の安定性と航行の自由の確保は国際社会にとっても重要な関心事となっている。

行動規範は、こうした領有権をめぐる対立を平和的に管理し、地域の安定を支えるための国際的な枠組みとして期待されている。フィリピンは年末の期限に向けて各国との調整を進め、規範の実現に取り組む方針である。